2019年4月14日日曜日

地方選

「今度はもっとまともな若手が知事になるから」松江の知人がいったのは何か月前のことだっただろうか。前の知事は与党に担がれただけで地元愛などなく、知事などやめて早く東京に戻りたい人だったとも聞いた。ところが与党が公認したのがその若手ではなく、別の人物だったことに少々驚いた。同じく何か大きな問題を起こしたとも聞かない福岡の現職知事に与党が対抗馬をぶつけたと聞いてまた驚いた。伝統的に地元の電力会社の長が会長を務めてきた経済連合会のポストに与党副総裁の弟がなっていたことを聞いたのもその頃だった。こうしたごたごたの裏で糸を引いていたのが、その家に生まれてこなければ国会議員になれる器でもなかった二世・三世議員たちと聞いて納得するとともに、選挙結果を見て自民党であれば誰にでも投票する地方の人たちも代替わりし、そうした世襲議員たちの言いなりにはならなくなっている印象を受けた。島根の新知事には鳥取に負けないよう頑張ってもらいたいが、髪型はコンサバ目に変えた方がいいかもしれない。