2018年12月16日日曜日

Qwant

フランス政府がグーグルの利用を中止したとのニュースに、同社のウェブメール(Gmail)からメールを送ったアメリカの友人に私からメールが来た後、やたら日本語のネット広告が表示されるようになったといわれたことを思い出した。検索エンジンに始まり、利便性が高いさまざまなサービスを無償で提供しているグーグルはその対価として我々の個人情報を日々抜き取っていることを改めて思い起こさせた。「オッケーグーグル」などと能天気なことをいっている場合ではない。LINEもしかりでスマホにあるデータへのアクセスを許すことで自分のみならず友人・知人の電話番号やらメールアドレスも抜き取り放題。プライバシー保護法で日本企業の手足を縛りつつ、ネットは無法状態のまま放置という日本の政府はまさに外国企業に塩を送っているようなものだが、データの重要性にいち早く気づき、使い勝手のいいサービスで客を囲い込んだ上でそれを抜き取るという手法を考えたアメリカや韓国の企業の方がよほど賢かったわけだ。