2018年12月28日金曜日

紀土

和歌山の酒造メーカーの跡取りが開発したという日本酒。当地での宴席で飲んでそのフルーティーな美味しさの虜になり、いつのまにかお替りを繰り返した。何杯飲んだかもわからなくなった頃、宴席をもうけてくれた会社の役員がそそくさと会計に行き、帰りの車を用意してくれた。ちょっとやり過ぎたか…。ホテルに戻るとそのまま翌朝まで意識が戻らなかったが、見るとちゃんと着替えはしていてスーツはハンガーにかかっていた。酔っぱらいながらもやることをやっていたようで、我ながら感心。自分で仕事を始めてからは同僚と飲みに行く機会も少なく、こうした機会についついやり過ぎてしまう。以前、福山で同じことをやらかしたことを思い出したが、あのときはスナックでウィスキーだった。後で聞くとその和歌山の日本酒の銘柄は紀土(キッド)というそうだ。紀州の「紀」の字から取っているであろうネーミングのセンスはいかがなものかと思うが味はすばらしく、家にあったら一人で夜な夜な晩酌してしまいそうだ。