2018年11月24日土曜日

日産

名経営者から容疑者への転落。社外取締役を務めていた会社で目標未達の場合トップは引責すべきといっておきながら、自社が未達でも責任を取らなかった人物なので、私はもとから信用していなかったが、一時期もてはやされた経営者が有価証券報告書への虚偽記載の嫌疑がかけられるというのは驚きだ。ルノーとの合併に反対する日産の日本人幹部による「クーデター」との見方があったようだが、かけられた嫌疑が事実であるならそれが明るみになった経緯は問題ではない。それにしても誰もNOといえないワンマン経営ぶりを聞くと私が社会人になって最初に勤めた電機メーカーの当時の状況を思い出さずにはいられない。いうことを聞かなければ粛清される恐怖政治を敷けば同じような状況は簡単に作り出される。日本にはこうした「小さな北朝鮮」が多くあるものと想像する。