2018年10月21日日曜日

軽減税率

IMFの専務理事にダメ出しされるまでもなく我々日本人が理解すべき、たかだか2%の「軽減税率」の馬鹿さ加減。何ちゃらノミクスで貧富の格差が広がる中、費用対効果を理解できない人々を強固な支持基盤にもつ少数与党に配慮しての選挙対策と思われるが、こうしたバカげたことをやり続ける国の先行きが心配になる。これまで日本のメーカーのものを使い続けていたノートパソコンとスマホ。最近図らずもアメリカと中国のメーカーのものに買い替えたが、それらの性能の高さに驚かされた。未だに「モノづくり日本」などと世間知らずなことをいい続けている我が国の公共放送を見ていると危機感がわきづらいが、ガラパゴスの日本市場の中で守られながら競ってきた企業ではついていかれないくらい変化が速い時代になってしまったようだ。企業も国も合理的な判断ができるところが勝ち、できないところが負けるのは自明。民主主義やその根幹を成す報道の自由も微妙になってきたこの国がG7にいる資格のない国に転落するのも時間の問題のように思えてくる。