2017年5月27日土曜日

学園問題

相次ぐ「学園」問題。今回は農水省が需要がないと結論付けた獣医学部の設立を特定の法人の為に特区まで作って認めているのだからあからさまなお手盛りの可能性が高く、森友がグレーならこちらは完全にブラックだろう。与党政治家が徹底調査をしないことで事実関係を明らかにしないことに必死なのがそのことをよく表しているが、文科省の元事務次官の人格を否定することで追及をかわそうとする官房長官の品のなさや、当事者が存在するといっている文書の存在が確認できなかった(しかもさらに調査をするつもりはない)と説得力のない答弁を繰り返す文科大臣、さらに理屈に合わないコメントをする元不良が売りの文科副大臣を見て、ずいぶん恥知らずな政治家がいるものだと思った。政府が人事権をちらつかせて役人をコントロールするのは理屈に合わない話ではないが、それを利用して経済活性化が大義の規制緩和を特定の知人(友人)の利益のために利用するなどまともな国ではありえない。大統領でも不正が認定されれば職を失う隣国の自浄能力とはエラい違いだが、そこまでその人物に力を与えてしまっているのは国民が選んだ国会議員なので致し方のないことか。