2017年3月4日土曜日

電力会社

今週ビッグサイトで開催されていた再生可能エネルギー関連のイベントで、スマートメーターの会社の社長と立ち話をした。この社長によると太陽光と風力で家庭で使われる電力はまかないきれるので、蓄電技術が発達し、ご近所で電力を融通し合う仕組みができれば電力会社は必要なくなるという。そうなると電力会社が供給する先は企業のみになり、発電所の数も今よりずっと少なくて済むだろう。しかし既得権益が幅をきかせ、電力会社が全国各地の経済団体の長を務めているような我が国が他国に先だってこうした取り組みを進めるとは思えない。先月は電線の地中化を達成したシンガポールを見て、東京23区内でさえそれができていない日本は果たして先進国と呼べるのだろうかと思ったが、発送電の分野でも他国の後塵を拝することが想像される…。