2017年3月19日日曜日

空港名

機内アナウンスで「出雲縁結び空港」と聞き、独身女性の集客のために空港名(俗称)に「縁結び」をつけたものと想像したのは何年前のことだっただろうか。今では機内誌で国内線の路線図を見ると「たんちょう釧路」、「岩国錦帯橋」、「徳島阿波おどり」、「富士山静岡」など、その土地の観光資源を空港名に入れているところが多いことに気づく。「鳥取砂丘コナン」に至っては欲張って?二つも入れている。「オホーツク紋別」、「宮崎ブーゲンビリア」や「南ぬ島(ぱいぬしま)石垣」はイメージ的にしっくりくるが、中には「のと里山」や「五島つばさ」のように狙っている効果が不明のものや、「富山きときと」のように訪れてほしいであろう他の地域の人には意味がわからないものまである。「対馬やまねこ」などは動物の呼び名そのものだ。また、「おいしい庄内」といわれると何が美味しいのかが知りたくなる。以前、佐賀銀行から佐賀空港に出向した人に、福岡県の有明湾沿岸から集客するために有明をつけて佐賀有明空港としたという話を聞いたが、LCCの国際線が就航した途端、早々に有明を切り捨てて「九州佐賀国際空港」を名乗り始めた現金さ?が面白い。