2016年10月9日日曜日

オーストリア航空

新聞の片隅に掲載されたオーストリア航空の日本撤退のニュース。電機メーカー時代、欧州出張の帰りにウィーン経由で同航空会社のフライトに乗ったことを思い出す。今では当たり前のコードシェアという言葉が聞かれ始めた頃で、当時は提携先の日本の航空会社の客室乗務員も同乗していた。以降、航空会社間のアライアンスが進む一方で、海外に出かける日本人が減ってしまったので、特に欧州系の航空会社にとっては日本に直行便を飛ばすよりも、北京行の便から提携先の航空会社の便につないだ方がコスト効率が高くなったことは想像に難くない。地理的な条件に加えて日本のアジアにおける相対的な地位の低下も象徴しているようで、ちょっと寂しい。