2016年10月15日土曜日

タイ王室

生前退位の話題でエリザベス女王とともに思い浮かんだタイのプミポン国王。エリザベス女王は今でもテレビで見かけることがあるが、プミポン国王はそういえば最近あまりお見かけしていなかった。バンコクに出張した際に現地で暮らす日本人から、国王の死去とそれに伴う新国王の即位が混乱を招くかもしれないといわれたことを思い出した。皇太子の素行についてはかねてから噂ベースでは聞いていたが、電機メーカー時代の上司からは、出張で乗り込んだタイ航空機で突然「ロイヤル・フライト」になったとのアナウンスがあり、いったん乗り込んだ乗客が全員下ろされた話を聞かされたことがある。再度パスポート・チェックを受けた後、機内に戻されると、召使を引き連れた皇太子が乗り込んできて、ファーストクラスのトイレに直行したかと思うと次々に脱いだ服を放り出し始めたそうだ。召使は国王の前で立ってはいけないらしく、ひざまずいた体勢のまま、それを受け取っていたという。タイの暫定政権が皇太子に即位要請をしたと早々に発表したのは、国民の人気が高いという王女を支持する勢力との混乱を避けるためか。それにしても、これほど王室の動向が影響を与える国も今では珍しいかもしれない。