2015年8月22日土曜日

急性膵炎

休暇先に向かう羽田空港で二日前に始まった腹痛が再発し、まともに歩けなくなった。空港内のクリニックに運ばれ、即入院との診断を受けて近くの病院に救急搬送されたが、搭乗ゲートがターミナルの端の方だったので、車いすでビル内を長距離移動し、クリニックから救急車まで担架で運ばれるときはいいさらし者で、意識がはっきりしていただけに恥ずかしかった。初めての救急車体験にテンションが上がるはずもなく、病院の救急治療室で検査を受けた結果、膵炎と診断された。これで飛行機に乗っていたら一体どういうことになっていただろう。膵炎というのは飲みすぎや石ができてなることが多いらしいが、最近はあまり酒を飲まないし、検査で石も見つからなかった。気分が悪くなったのは年甲斐もなくドカ食いをしてしまった後なので、思いつく原因はそれしかない。しかしそれを医者にいうのは恥ずかしかった。入院当初は体勢を変えるだけで腹部に痛みが走ったが、その後徐々に改善し、4日後には痛みがほぼなくなった。楽しみにしていた旅行とはまったく異なる休暇になってしまったが、外食ばかりで胃が膨張気味だった私にはちょうどいい静養になるかもしれない。