2015年6月27日土曜日

犬肉フェスティバル

中国で行われている犬肉フェスティバルが批判を集めているようだ。犬好きの私としては確かに犬たちがかわいそうに思え、反対したくなる気持ちはわかる。サラリーマン時代に同僚たちと行った韓国でも、私と実家で犬を飼っている同僚だけは犬料理の店には行かれなかった。ただ、日々牛肉を食べ、豚肉を食べている自分が犬の肉を食べるのを批判するのは偽善的であるというのもわかっている。日本が行っている捕鯨やイルカ漁に反対している人々は世界トップクラスの牛肉輸出国の人たちだったりするが、自国内で毎年何千万頭という同じ哺乳類が屠殺されている現実には目を向けず、他国の行為を批判しているのだから誤った正義感をもった人たちといえるだろう。①自国に牛肉や豚肉は食べる伝統はあっても鯨肉は食べず、②食肉加工場のような密室ではないオープンなところで漁が行われているからそれに反応しているのであれば考えが浅いとしかいいようがない。自らが菜食主義者になってあらゆる哺乳類の肉を食すことに反対するならまだわかるが、自分たちが食べない哺乳類の食肉にだけ反対するのはやはり偽善的というほかないだろう。