2014年11月9日日曜日

原発

最近のニュースで原発事故の避難訓練だの、30キロ圏内の自治体云々と聞いて違和感を覚える。原発を推進し始めた当初は絶対安全といっていたことがすっかり忘れ去られてしまったようだ。原発事故が起きる確率は「地球に巨大隕石が衝突する確率と同じくらい」といっていた御用学者に再び表に出てきて弁明してもらいたいものだ。こうした大前提が変わってしまってもなお、原発を続けるというロジックがよくわからない。原発の経済性の主張も再び事故が起きないという前提に立ってのことであり、そうであれば避難訓練など必要ないはずだろう。島根原発がある松江の知人が原発は麻薬のようなものといっていた。補助金に依存しないと生きていかれなくなり、一度やってしまうともうやめられない麻薬と同じだというのだ。今回の川内原発の再稼働へ向けた地元自治体の動きを見てなるほどと納得した。