2014年9月27日土曜日

クリエイティブ産業

ディズニーに勤める人とゴルフをご一緒した。ゲーム製作を担当されているとのことで、アナ雪のようなヒット作が生まれるとそのキャラクターを使ったあらゆるものが売れるという。映画、DVD、ゲームと“使い回し”ができるキャラクター物の商売は、こつこつと新しい製品を開発し続け、原価をかけて製造し、人手をかけて販売するメーカーにとっては実にうらやましい商売といえよう。しかもミッキーマウスのように陳腐化しないキャラクターであれば、長期的に収益をあげ続けることができる。日本でミッキーレベルの人気を獲得しているキャラクターはキティだろうか。先日洗濯バサミまでキティのものを使っているキャディーさんが、「キティは今年で40歳なんです。」というので、「ずいぶんおばあさんだね。」と冗談めかしていうと、「私も今年40なんですけど。」といわれた。もちろんネコ年齢のことをいっていたのだが…。キティショップはアイスランドの小さな町でも見かけたくらい世界的な人気になっているようで、このキャディーさんのような固定客を獲得して大きな収益をもたらしていることは想像に難くない。こうしたキャラクターものを好むのは女性が多いようで、ミッキーやキティのようなかわいい動物系が受けるようだ。くだんのキャディーさんが手ごろなサイズのステンレスボトルも持っていたので、「それいいね。」といったら「安かったから買いました。」といわれた。日頃は財布の紐が固い人をも緩ますキャラクターの力を改めて認識させられた。