2014年6月14日土曜日

ウィルス対策ソフト

「あなたのパソコンは危険に晒されています」。ウィルス対策ソフトがスキャンを終えた後にノートパソコンの画面に現れたメッセージ。「対策をとる」のボタンを押すと、新しいソフトウェアの購入を勧める画面に移行した。待てよ、ついこの間も同じ画面に誘導されて新しいソフトウェアを買ったばかりなのになぜ何度も買わされるのか。メールでソフト会社に尋ねたところ、2016年まで有効の基本ソフトを購入済みなので、この間買った追加のソフトすら不要であったことが判明。すぐに返金の要請を行った。購入を促す表示がされるのはパソコン内に【Security Scan Plus】がインストールされているからで、これはAdobe Flash Playerをインストールまたは更新した際に、オプションとしてインストールされる「無料のウィルス診断ソフト」だという。いやいや、無料の診断ソフトといえば誰しもインストールしてしまうが、それが必要のないソフトを何度も買わせるための細工だったら客を騙す悪質な仕掛け以外の何物でもない。そもそも基本ソフトで保護がされているのにも関わらず、パソコンが危険に晒されているなどと表示されるのは明らかな診断ミスだろう。さらに回答メールには「もし【Security Scan Plus】がご不要の場合は、 お手数ではございますが、アンインストールしていただければと存じます。アンインストール方法につきましては、技術的内容となりますので、弊社テクニカルサポートセンターをご案内させていただきます」と書かれていた。同じやり方で騙されている人たちが相当いることは想像に難くなく、こうした商売のやり方がまかり通っていることに驚くしかない…。