2013年6月8日土曜日

気象予報

梅雨とは思えない天気が続いた今週。そもそもなぜ梅雨入りなど宣言するのか不思議に思っていたところ、テレビで気象庁の担当者が「梅雨の時期は災害が多く発生するので注意を喚起するため」とやや説得力にかける説明をしているのを見た。長年日本に住んでいる大半の国民はこの時期に雨が多いことくらいわかっているし、注意喚起はその危険が現実的になったときにしてもらわないと、何週間も警戒感をもって生活することなどできない。気象庁でもう一つ不思議なのが長期予報。梅雨入りは向こう1週間の予報で雨の日が多いときに判断するというが、それが相当な確率で外れ、今回のようなことになっているというのに、どうやってそれよりも長い期間の予想ができるというのか。当る確率が高くない「暖冬」や「猛暑」の予報には何の意味もないだろう。気象庁は、天気予報が外れると苦情が来るので、悪目に予報を出すと聞いたことがあるが、翌日の天気でさえそのような状況であれば、その先は「わからない」といってしまった方がまだましな気がする。