2013年6月16日日曜日

腹皮焼き

初めて鹿児島県の枕崎を訪れたのはもう10年近く前になるだろうか。漁港の近くの食堂で「腹皮焼き」なる聞きなれないメニューを見つけ、注文したところ、脂がのっていて実に美味だった。後で調べてみると文字通り当地名産の鰹の腹の部分を焼いたもので、マグロでいえばトロにあたるという(腹周りに脂がのっているのは私も同じ…)。これほど美味しいものなら鹿児島のどこでも食べられるのかと思いきや、実は鹿児島市内で置いている店がなかなか見つからない。今回も宿泊先のホテルで調べてもらったが、やはり置いている店が見つからなかった。しかし季節によっては生の腹皮を置いているという情報を手がかりに中央駅近くの市場に行ってみたところ、何とあっけなく見つかった。しかも弁当が200円…。イートインできる場所があったので、さっそく食べてみたが、枕崎で食べたものには鮮度で及ばないものの、なかなかの美味しさだった。これで鹿児島に来る楽しみが一つ増えた。