2013年2月15日金曜日

華僑顔

「確かに竹内さんは“華僑顔”をしてますよ。」長年バンコクに暮らす日本人の人にいわれた。20代の前半に初めてタイに行ったときから現地の人に必ずタイ語で話しかけられ、日本人と一緒にいて日本語で話していても私だけ現地人と思われた(こうした場合はおそらくタイ人ガイドか日本語が流暢な商談相手に見られているとのこと)。日焼けなどしようものなら航空会社の日本人客室乗務員にまで英語で話しかけられる…。歳をとっても顔は“日本人化”していないらしく、今回バンコクに行ったときも100%タイ語で話かけられ、わからないと身振りで伝えようとしても構わずタイ語で続けられた。食事の席でそんな話をしたところ前述のように華僑顔をしているといわれ、何となく認識していたことが確信に変わった。父も台湾に行くと現地の人に見られたという話を聞いたが、私が知りうる先祖に大陸から来た人はいないから不思議だ。でも老後にタイに移住すれば現地にふつうに溶け込めるということかもしれないし、どれだけ華僑顔をしていても日本で生活する上で不自由はないからよしとしようか…。