2012年10月20日土曜日

汁なし担担麺

何年か前にテレビで四川省の本場の担担麺には汁がないと知り、一度食べてみたいと思っていたが、美味しい四川料理なら北京でも食べられるので、担担麺だけのために四川省に行くという気にはならなかった。ところが最近、やはりテレビで四川省風の汁なし担担麺が広島で食べられることを知った。広島県庁の人に同県が四川省と姉妹関係にあると聞いていたが、広島のラーメン屋の人が実際に四川省に行って作り方を学んできたというから本格的だ。さっそく面談の合間に行かれそうな店を4軒リストアップしてそのうち3軒をまわってみた(一杯の量が少ないのであって私が大食いというわけではない)。日本風の汁あり担担麺もそれはそれで美味しいが、山椒を効かせた汁なし担担麺も実に美味。冒険しない性格の私は広島に行くとようやく見つけた納得のいくお好み焼きの店にばかり行っていたが、今後は汁なし担担麺もローテーショーンに加わることになりそうだ。行った3店とも有名な店のようだが、そのうち1店だけインスタントのような食感の麺がゆですぎで歯ごたえがなかった。店内では大手ネットモールに出店したことを宣伝していて、以前チェーン展開を始めた当地の有名お好み焼き店で同じようながっかり感を味わったことを思い出した。やはり拡大主義とクオリティの維持は両立しづらいものなのか…。