2018年9月8日土曜日

停電

先週、出張先の札幌でお会いした地元金融機関の人から北海道の中でも道央は地震がないんですよといわれた矢先に起きた大地震。阪神大震災のときも同じような話を聞いたことを思い出した。長年地震がなかったことをもって地震が起きないというのは科学的ではなく、プレートがぶつかる場所にある日本はどこでも起きうるというのが正しいのだろう。台風の被害があった関西でも停電が起きたそうだが、何のバックアップもないまま北海道全土で停電したのは驚きだった。日本は電力会社が大きな力を持ち、小売の自由化も骨抜き状態だが、政府が本当に国民の利益を考えていたら電力の地産地消を進めていることだろう。各地に十分な数の太陽光や小型風車などの発電機と蓄電池を確保して電力を融通し合い、電力会社がバックアップを確保すれば今回のような災難は起きない。それをわかっているのにやらないところに既得権益が優先するこの国の後進性を感じる。