2018年4月14日土曜日

土俵騒動

大相撲春巡業の土俵上であいさつをしていた舞鶴市長がくも膜下出血で倒れた際、救命処置を施した女性が土俵から下りるよう場内放送で促された問題。さすがに人命が関わると伝統の何のといっていられないのか、相撲協会が謝罪するに至ったが、安定を好み、変化を嫌う傾向が強い日本人は伝統という言葉にも弱く、こうしたことでも起きなければ、女性が土俵に上がることもないままだったかもしれない。(今回のことがあったからといって今後積極的に女性を上がらせることもないだろうが。)それにしても市長が倒れても何もせずに周りを取り囲んでいるだけの男たちと、人命を救うためにとっさに行動をとった女性の対照的なこと。女人禁制は男が作ったルールだろうが、奇しくもその男たちの「使えなさ」を証明する出来事だった気がする。