2018年4月7日土曜日

アメリカン・ディスカウント

京都の人が関西という括りで大阪と一緒にされたがらないのと同じくらいカナダ人は隣国のアメリカ人と一緒にされたがらない。確かにカナダでは銃の乱射事件など聞かないし、大声で騒いだり傍若無人な振る舞いをする人も見かけない。彼らはアメリカよりもヨーロッパ寄り(つまりもっと洗練されている)といったりもする。そんなカナダの顧客から『アメリカン・ディスカウント』という言葉を教わった。要はアメリカ人は何でも大げさにいう癖があり、話も3割くらい「盛る」ため、実態は3割引き(ディスカウント)で解釈するのが妥当で、たとえば売上100万ドルを達成したという社長がいれば、70万ドルくらいだったと思えば間違いないとのこと。確かに控え目で奥ゆかしいことが必ずしも美徳とされない彼の国の人は履歴書に書く内容も盛ったりする。生まれながらにほら吹きというよりは、競争社会を生き抜くためにそうならざるをえないようにも見える。