2017年2月11日土曜日

日本人価格

往復夜行便、現地一泊の弾丸シンガポール出張。夜は現地の企業オーナーの招きで美味しい海鮮料理を食べた後、同国でいちばん高級といわれるカラオケ店のVIPルームに入った。大理石の床に大きなコの字型のソファー、大型スクリーンのカラオケ機にプールテーブルまでついている広い部屋でサイコロ遊びに興じ、罰ゲームでずいぶんとブランデーを飲まされ、いい気分になってホテルに戻ったのは深夜。翌日、現地の日系企業の人にその話をすると、「あそこは一人1000ドル以上とられるので、日本人はとても行かれない」といわれた。いやいや招いてくれた企業経営者は一人350ドルとか400ドルといっていたので、さすがに1000ドルを超えるというのはないはず。シンガポールは高い経済成長で日本などあっという間に追い越し、今や東京以上に物価が高いところになったが、こうした価格があってないような世界で日本人客に対する「特別価格」が残っているのは過去の栄光の名残だろうか。