2016年3月25日金曜日

組み体操

ニュースで耳にする組み体操。けがをする生徒がいて問題になっているのになぜ続けるのだろうかと思っていたら、国の調査で9人の死者が出ていることがわかったと聞いてさらに驚いた。なぜそのような危険なことを学校の公式行事である運動会でやるのかと思ったら、「ピラミッド」や「タワー」は見栄えがする種目で、成功させたらヒーローになれ、全員が一生懸命取り組まなければならないので困難に立ち向かう気持ちが養え、やり遂げた達成感が得られるからだという。また、団体競技であるため連帯感も生まれ、これらは保護者も先生も子どもに身につけてほしい「教育的効果」なのだそうだ。このようなことをもっともらしく語る人間が教育に関わっている時点でどうかしていると思う。運動会での見栄えのために子どもを危険に晒していいとでも思っているのか?連帯感や達成感を得る方法がほかにないとでもいうのか?こんなアホなことをやっている国に将来はあるのだろうか…。