2015年11月22日日曜日

酸化防止剤

近所のスーパーで売っていた酸化防止剤無添加のワイン。『酸化防止剤無添加』を謳うということは、その物質が体に悪いことを示唆しているが、ワイン好きとして知られた芸能人が胆管がんで亡くなり、晩酌に毎晩ワインを飲んでいた近所の女性も同じがんで亡くなった。生物学が専門の友人に聞いたところ、因果関係を立証するのは難しいが可能性は十分にあるとのこと。酸化防止剤は亜硫酸ナトリウムという物質で、酸化防止の他、変色防止、防かびなどの効果もあり、好ましくない色素物質を打消してきれいで鮮明な色調に整える目的でも使用されるそうだ。要は消費者の健康よりも商品の見栄えを気にしているということか。しかし、私は別の理由で酸化防止剤入りのワインを避けるようにしている。酸化防止剤入りのワインは独特のケミカルっぽい後味が残るからだ。アメリカ第2のワインの産地であるワシントン州から取り寄せているワインにはもちろんそのようなものは入っておらず、変な後味もしない。出張先の長野で、駅の構内で県産ワインが飲めると聞き、行ってみたが、どれもこれも酸化防止剤を添加していてがっかり。抗酸化物質のポリフェノールが多く含まれていて、心臓病の予防にいいと言われるワインだが、このようなグレーな物資を入れてしまった時点で飲むのは考えものだ。