2015年3月7日土曜日

バンコク

商用で久しぶりに訪れたタイのバンコク。当地に駐在した日本人はたいがい帰りたがらず、現地にとどまるために転職したり現地採用に切り替えたりする人もいるが、今回の出張でも当地に定住してしまった日本人にお会いした。かつて大手証券会社のディーラーとして活躍した氏は離婚したオランダ人の妻に財産をすべてとられて(それがオランダの法律という)、一人バンコクで生活している。なぜそれほどタイがいいのか聞くと、テキトーなところと答えた。タイはドイツ人にも人気が高く、昔からその姿をよく見かけるが、知り合いのドイツ人夫妻など、仏教に改宗してしまったというからすごい。日本人とドイツ人の共通点はまじめでよく働くといったところだろうが、私が知るタイにはまってしまった日本人もガリガリ働いていた人たちが多く、母国の環境がそれを許さないだけで、本音のところでは皆テキトーにやりたいのかもしれない。