2014年10月11日土曜日

医者が国を滅ぼす?

ものもらいになったためオフィスの近くの眼医者に行ったところ、視力検査だの眼底検査だの、ものもらいとはおおよそ関係がなさそうな検査をされた。特に眼底検査は区の検診でやることになっていたので必要ないといったのにやるのだから、あからさまな診断報酬点数稼ぎだ。しかしこうした経験は初めてではない。何年か前にお腹をこわして当時住んでいた荻窪の町医者に行ったところ、“念のため”検査入院をした方がいいと阿佐ヶ谷の総合病院に紹介状を書かれ、一泊二日の間にレントゲンだの血液検査だの、腹痛とはおおよそ関係がない検査を何度もされ、さらに病室は個室しかあいていないといわれ、驚くような金額を請求された。必要のない検査をやること自体どう考えても不正行為だし、荻窪の町医者が阿佐ヶ谷の病院と結託していたことは明らかだった。しかし国家財政が危機的な状況にあるときに、私腹を肥やすことしか考えていない医者が何と多いことか。だが、さらに恐ろしいのが“うつ病”のテレビCMを流す人々だ。リストラの嵐が吹き荒れる私が元いた会社では精神的に落ち込む人がいて、下手に医者などに行ったら薬を処方され、薬効が切れるとその反動でさらに落ち込み、本当に精神病になってしまいかねない。病院の精神科に勤める知人の奥さんによると薬を処方された後に自ら命を絶ってしまう人が後を絶たないというが、精神科の医者がそうした事実を知らないはずがあるまい。こうした医者たちのためにどれだけの人たちが必要のない検査を受け、必要のない薬を投与され、場合によっては病気を治すどころか悪化させていることか。こうしたことがまかり通るのが与党の支持母体である医者の政治力によるものだとすれば、日本もずいぶんと“病める”国になってしまったものだと思う。