2021年5月22日土曜日

『CIA秘録』 The History of the CIA

Facebookの書き込みで見かけた『CIA秘録』という10年前に出版された本。すべてが直接取材や公文書等の一次情報にもとづいて書かれている初めてのCIA本といわれていて、その12章にA級戦犯だった岸信介(安倍前首相の祖父)がCIA幹部に取り入って収監先の巣鴨プリズンから出してもらい、CIAからの秘密献金で自民党を設立し、日本を永続的にアメリカの支配下に置く基盤を作ったという記述があるそうだ。自民党への秘密献金は安保条約の締結、戦闘機の購入、原子力政策など、アメリカの利益のための買収工作に使われたとのこと。私利私欲のために国を売ったわけだ。孫も違わず自衛隊員の待遇など顧みない一方でアメリカから武器を爆買いし、世界的に問題視されていた大統領にまで過剰なすりすりをして日本の恥を世界に晒したことも理解できる。この本は世界的に話題になりつつ日本では原発裏金の隠ぺい目的で旧民主党の石井紘基議員が暗殺された事件と同様にマスコミが沈黙してしまったというから実に恐ろしい島国だ。