2021年1月7日木曜日

小池劇場2

とはいえ合理性のない緊急事態宣言で追い詰められる県民のことも顧みず、彼女に利用されてしまった隣県の知事に比べると彼女の政治巧者ぶりは際立つ。多くの都民は作業服を着込んで「戦う」姿をアピールする彼女を間抜け顔でブレーキとアクセルなどという首相と対比させ、どちらが首相にふさわしいかと考えることも、与党が自らを支える利権を守るために実効性のある緊急事態宣言などできず、オリンピックを開催することに必死なことも見透かしての行動だろう。つまり都民・国民のためを思ってではなく、自らの政治目的を達成するため。もし彼女に一片の良心か真っ当な責任感があればこうした形ではなく、コロナが流行り出してからも入国制限もせずに650万人もの人を検査なしで入国させて全国にウィルスを蔓延させ、その事実を隠すために検査数を調整し、さらにその責任を後任に負わせるために在任記録を達成したと同時にお腹が痛いといって辞めた前首相の責任を問うていただろう。