2021年1月2日土曜日

小池劇場

物忘れが激しいのは一般国民だけでなく、首都圏の知事も同じようだ。一昨日は「命を守る行動を」といっていたのが昨日は「もっと東京」、そして今日はまた「緊急事態宣言を」とその節操のない変わり身に驚くが、彼女に乗せられて同調した隣県の知事たちはそうした彼女の一貫性のなさも、「希望の党」で利用してポイ捨てした国会議員が政治生命を脅かされていることも忘れてしまっているようだ。医療崩壊が大義のようになっているが、昨年4月に厚労省が行った抗体検査の結果(東京都で0.6%、東北6県で0.4%)とその後強制的な移動制限をしていないことを考えると発表されている数字など氷山の一角で、すでに全国に蔓延しきっていると考えるのがふつうだろう。政府のコントロールが効かない民間のPCR検査が始まった以上、今後もすでに感染している人たちがあぶり出されていくだけで、緊急事態宣言をやろうがやるまいが重篤者が急増する可能性は高くないだろう。台湾や韓国が当たり前にできたこともできず、免疫の異なる欧米人と一緒になって大騒ぎした偏差値30の我が国だが、日本人にとっては大して危険な病気でないことがいよいよ明らかになったときに彼女はどのような変わり身を見せるのだろうか。