2022年3月13日日曜日

衆愚政治

新しく始めた事業で百貨店などの催事に出るようになって、いかにこの国の愚かしい政治家の愚かしい政策によって小売事業者が迷惑を被っているかが身に染みてわかった。まず一つは軽減税率。同じ商品を売ってもその場で食べる人と持ち帰る人とでは税率が異なるというのがいかにばかげているか。それを推進した、下駄の雪と揶揄される連立政権にある政党は、貧しい人に配慮したとアピールしたが、そもそも2%の税負担が重いと感じる国民を増やしたのは彼らがその一角を担う連立政権であり、議論のすり替えでしかない。彼らは経済的に困っている人を騙し、その票をとりこむためにどれほど小売事業者に負担をかけても平気という意味では、国費を湯水のごとく使って成果のない外遊を繰り返したときの総理大臣と同レベルといえよう。さらにレジ袋の有料化。これは徴収する小売事業者だけでなく、払う側の消費者にも迷惑だ。レジ袋をなくすことでゴミを捨てるビニール袋を別途買うようになっては環境にマイナスでしかない。ここまで頭の悪いことをやる国も珍しいだろう。さらには「ゆとり教育」並みにピント外れで国の衰退を助長する「働き方改革」の影響か、マネキンも週休二日を導入したことで、催事期間中働きたいマネキンが働けなくなっているということまで起きている。本人の意思に反して働かせることに罰則を設けるのならわかるが、残業代と同じ割増報酬を払わなくてはならなければ雇う側も二の足を踏むだろう。まともなことをやらない国は衰退するのは自明。しかしそれを変えようとする力も働かない。この国の将来は暗いと改めて感じる。