2020年8月15日土曜日

終戦記念日に思う

国民が一丸となって戦えば「鬼畜」米英に勝てると信じ込まされていた当時の日本人と同じナイーブさでコロナと戦っている気分になっている今の日本人。気がつけばもっとも傷が浅い日本が非常事態などと過剰反応したせいで、状況が深刻な国よりも大きな経済的ダメージを負っている有様。そして政府は失策と取り繕うために引き続き輪転機を回して株を買い支えるいびつさ。そのつけを払うのが国民であることはいうまでもない。今の政権は安定運用が基本の国民の年金まで株の買い支えに使っている無節操さだが、いずれ限界が来て株価が暴落し、国民の年金が吹っ飛んだときには安倍も黒田もいない。

戦時中も私の祖父など日本がアメリカと戦って勝てるわけないと冷静に見ていた人たちがいたが、今も大本営発表(テレビの情報)に流されて感染状況すら把握せずに大騒ぎし、政府が検査数を調整することで世論を誘導しているという公表データからも明らかな事実(最近は民間企業が検査を始めたのでコントロールが効かなくなり、隠れ感染者があぶり出されている)にも気づかない日本国民に危うさを感じている人が私のまわりにも少なからずいる。しかしそうしたことを口にしても洗脳された多くの国民は聞く耳をもたない。そんな日本国民がまた時の為政者に扇動(洗脳)されておかしな方向に行ってしまわない保証などどこにもなく、あれほど大きな犠牲を払った第二次大戦の教訓すら得ていないのではないかと思う。