2013年9月15日日曜日

東京2020

久しぶりの海外出張から戻った夜、テレビをつけるとリオデジャネイロで行われているIOC総会の様子が生中継されていた。そうか、いよいよ2020年のオリンピック開催地が決まるのか…。しばらくつけっぱなしにしていると日本の誘致団の最終プレゼンが始まり、最初に登壇した高円宮妃の英語に思わず聞きほれてしまった。新幹線の英語アナウンスが超オーストラリア訛りなほど英語のアクセントに無頓着な日本では、英語が流暢といえばたいがいアメリカ訛りで、これほどきれいなイギリス英語を話す日本人はあまり見たことがない。IOC委員の多くを占める欧州人はアメリカ訛りを下に見る傾向があるので(私もたまにいじられる…)、妃殿下のスピーチはそのアクセントも都知事の残念な英語力を補って余りあったのではないかと思う。(滝川女史もよくがんばったと思うが、合掌はやや意味不明。)当初オリンピックの誘致にあまり賛成ではなかった私も、2回の招致活動にどれだけの税金が使われているかを知って今回こそ元をとってもらいたいと思うようになっていたが、今週出張した西日本の会社の人たちも一様に開催を楽しみにしていることを知り、地元開催という我々以降の世代にとってはおそらく一生に一度となる経験を前向きにとらえることにした。