2015年1月17日土曜日
以心伝心?
週末はほとんどかかってくることがない携帯が鳴り、液晶画面を見ると「北九州」と表示されていた。今月商用で当地を訪ねることになっているが、週末に電話をかけてくる相手など思い当たらない。電話をとると幼馴染のK君からだった。長期の休暇をとって一人九州の実家に戻っているとのこと。そしてふと私がよく出張で福岡に来ていることを思い出して電話をしてきたのだという。よく行くといっても年に数回のことで、私が行くタイミングで電話がかかってきたことに驚いた。また、今回はいつもになく余裕のある出張スケジュールで、且つ福岡から北九州に移動するときに彼の実家がある町を通ることになっていた偶然にも驚いた。思えば彼が前回突然電話をしてきたのは昨年の夏で、このときもたまたま私の予定が空いているタイミングで青森に住む幼馴染に会いがてらなぶた祭を見に行こうと誘われた。こうした絶妙のタイミングで連絡をして来る彼は実に不思議な存在だ。彼との電話を切った後、ふと思い立って翌週に出張する松江の知人にお茶をしないかとメールしたところ、その直後にその知人を紹介してくれた松江の別の知人からメールがあって、またまた驚かされた。これが以心伝心というものか。
2015年1月11日日曜日
リニア新幹線
リニア新幹線が名古屋から大阪まで延伸されるのが2045年と聞き、ずいぶんのんびりしたことをいっているなと思った。建設費云々は、採算の目処が立てば何とかなるはずなのに東京・名古屋間よりも20年近く遅らせるなど、大阪を競合上不利にしかねない。そんな折、名古屋に駐在したことがある大阪出身の人に営業成績がさんざんだったという話を聞いた。初めて訪ねた先にどこの出身か聞かれ、「大阪」と答えると「こちらに親戚でも」と聞かれ、「いません」と答えるとそこで会話も営業も終了したという。名古屋でそのような経験をするのは大阪出身の人だけで、同じ3大都市圏といわれる当地に強烈なライバル意識をもっていると感じたそうだ。名古屋でも若い世代の人たちはそうしたこともなくなっているというが、JR東海の幹部はおそらく前の世代の人たちで、それゆえにリニア延伸に消極的なのかと勘ぐってしまう。それにしても東海道新幹線がJR東海の経営下にあるからといって、リニアまで大阪までの全線をJR東海にやらせる必要があるのだろうか。名古屋以西をJR西にやらせれば開業時期も早まるような気もするが。
2015年1月3日土曜日
おもてなし
「おもてなし」を売りにする我々日本人が実際にはおもてなしができたいないという記事を読み、我が意を得たりと思った。長旅で疲れている外国人を所定の時間までチェックインさせないというのがその最たる例で、それは外国人に対してだけではなく、我々日本人に対しても同様だ。岡山駅前にある大手航空会社系のホテルでも、広島駅に隣接するJR西日本が経営するホテルでも、さらにその向かいにある米系の大手ホテルでも早く到着しても荷物を預けることしかできない。松江に至ってはアーリーチェックイン(所定の時間の前にチェックインする)ができるホテルというのがいくつかあって、それらはすべてその分の追加料金を徴収するという有様。掃除が済んだ部屋にお客を通してもホテル側に何ら損失はないはずだし、現に外国のホテルでそれをやっていないところを見たことがない。なぜこうした「おもてなし」に反することが日本でだけ起きるかと想像すると、マニュアルにないからだと想像する。日本人はマニュアル通りに事を行うのが得意だが、それを忠実に守ろうとする余り、融通が利かない。ただ、うちが海外からの来客を泊めている東京のホテルでは部屋が空いていればチェックインさせており、外国人が多いホテルであればこうしたことがちゃんとできているのだ。「おもてなし」を謳い、海外の観光客を誘致したいのであれば、顧客本位の臨機応変さが必要だろう。
2014年12月27日土曜日
マッサン
ニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝氏夫妻がモデルの朝ドラ。以前、氏の人生を描いた本を読んだことがあり、ドラマにするのによい題材と思ったが、どうも視聴率がふるわないらしい。ストーリーがあまり面白くないという向きもあるが、もう一つの理由としてニッカウヰスキーの競合のサントリーがPR活動を妨害しているとの記事を読んだ。確かにドラマでは同社がまがい物の酒類を売って成長した歴史が忠実に描かれているし、ドラマの効果でニッカのウィスキーが売れると得をするのは同社の親会社で商売敵のアサヒビールだ。しかしドラマでは鳥井、佐治、寿屋(サントリーの前身)といった実名は一切出てこないし、視聴者が今のサントリーと結びつけることもないだろう。むしろ竹鶴氏が最初にウィスキー造りをした同社の山崎蒸留所のウィスキーのよい宣伝にもなるように思うのだが。
2014年12月20日土曜日
最高裁裁判官国民審査
予想通りの結果となった衆議院選の期日前投票に向かう途中、通知書の封筒を見て初めて最高裁裁判官の国民審査もあることに気づいた。民主主義の基本である一票の重みの平等を否定するような最高裁の判決に疑問をもっていたため、そのような判決に加担した裁判官は容認してはならないと思いつつ、投票所の目の前まで来て、各裁判官のスタンスを調べるためにわざわざ家まで引き返す気にもならなかった。ふと思いついてスマホで「最高裁」「国民審査」とグーグってみると、『最高裁裁判官の国民審査で、一人一票反対派判事(3名)に×印を付けて、一人一票を実現しよう!』なるサイトが上位にあがってきた。そしてそこに掲載されている情報をもとに票を投じた。選挙と違って注目度が低く、今後も国民審査で罷免される裁判官が出て来るとは思えないが、それでもネットの力を使って最高裁の判決に疑問をもつ国民の声を集め、その集票をもって一定のメッセージが伝われば国民審査もあながち無駄なことではなくなるように思う。
2014年12月13日土曜日
政見放送
政見放送で候補者の目線を見ると、一見カメラを見ているように見えて、たいがい左右に動いてカンペを丸読みしているのがわかる。それをごまかすためか、政権与党はあえて候補者を斜めからとらえて目線の動きがわからないように「工夫」している。長い台詞を覚えるのが難しいのだろうが、主張したいことがあるのならカンペなどに頼らずにアドリブでやってほしいものだ。政見放送を見ていてもう一つ思うのが政権与党の巧みさだ。前政権が国民の信を問わずに消費増税を決めたことを批判し、そのことに多くの国民が共感して政権交代を達成したわけだが、国会議員の定数削減という自身の公約はまったく守られていないし、守る気も感じられない。そして政見放送でその問題に言及する与党候補は見当たらず、皆「景気は回復しつつある」、「景気回復の恩恵を地方に」、「この道しかない」などと国民の最大の関心事である経済政策一本にしぼって、巧みに関心をそらしている。また、国民の年金を大量に株につぎ込んでいることには触れず、景気の回復で株価が上がっているような錯覚を与えている。こうしたある種の「悪賢さ」がないと選挙には勝てないのが世の現実のようだ。
2014年12月6日土曜日
アベノミクス
NHKのニュース番組でアベノミクスについて語っていたW大の教授と国立H大の教授。前者は肯定的、後者は否定的であったが、実質所得の減少が消費を低迷させ、経済の縮小を生んでいるというH大の教授の的を得た分析に対し、円安が進めば製造業が国内に回帰するなどと語るW大の教授の見識のなさに驚いた。日本の多国籍企業の多くは過去の輸出モデルから「地産地消」型への転換を目指して市場の拡大が見込まれる海外に出ていっているわけで、円安になったからといって市場が縮小することがわかっている我が国に製造拠点を戻すはずなどない。政府が取るべき対策についてもH大の教授が規制緩和のみと述べたのに対してW大の教授は低所得者層への現金支給などとわけのわからないことをいう始末。W大の凋落ぶりは教授の質にも表れているのか。今月の総選挙は来年が大変な年になることを暗示しているように思える。アベノミクスがうまくいき、来年政権の支持率が上がることが見込まれれば何も今選挙をやる必要などない。今の経済政策に疑問をもっていても、野党に投票するまでの決断がつかない人が多いことを見透かした解散と思われるが、このあたりは政治巧者といえよう。低投票率の中で低得票の与党が安定多数を確保するという結果が容易に予想される。
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